猫
猫の毛は毎日ブラッシングをしていても抜ける、抜ける〜! 特に換毛期の時期の抜け毛の量はいつもの比にならないご家庭も多いのではないでしょうか。そこで猫の毛を捨てる前に新しい挑戦をしてみませんか? 愛猫を愛してやまない猫飼いが猫の毛を使った帽子作りにチャレンジしてみました!
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猫の毛を使った帽子作りにチャレンジ!
猫の毛を使った帽子はブラッシングして集めた猫の毛を使って作る帽子です。編み物で作る帽子の糸が毛糸ではなくて猫の毛になったと想像していただければわかりやすいかと思います。猫の毛でできた帽子をSNSで見かけることがあり、いつか作ってみたいと思っていたのです。今回は作り方の紹介を兼ねつつ、初作品もお披露目したいと思います。
おもしろいほどに毛が取れる! 猫のお手入れグッズ“ファーミネーター”の威力が想像以上にすごかった!
ちなみに、猫の毛はいろんなブラッシングを使いましたが、メインはファーミネーターを使いました。ファーミネーターで取ると、ふわっとした猫の毛が取れるので、帽子が作りやすいかなと思いました。
参考にさせてもらった書籍
一番最初に猫の毛を使った帽子に興味を持ったのは一冊の猫本でした。rojimanさんという作家さんの『ねこ、かぶり』という本です。この本ではrojimanさんのお家で暮らす3匹の猫ちゃんの毛を使った、数々のクオリティが高すぎる帽子がたくさん掲載されています。
ものすごくクオリティが高すぎて、最初から同じクオリティを目指すのは無理だと思いますがとても参考にできました! この『ねこ、かぶり』ですが、帽子のデザインもものすごく素敵ですが、被写体になっているモデルの猫ちゃんたちもとっても可愛いので、手作り猫帽子作りに興味がなくても楽しめる1冊だと思います!
今回は初めて作成するので、クオリティの高い帽子は作れません。最初から難易度をあげるとあとでしんどくなることが目に見えていたので難しくない、シンプルな「とんがり帽子」を作ることにします。
1:猫の毛を集める
まずは猫の毛を集めないことには猫の帽子は作れません。コツコツ一生懸命ブラッシングをして、猫の毛を集めることから始めます。ブラッシングアイテムは猫が嫌がらずにブラッシングさせてくれるものであればなんでも良いと思いますが、ファーミネーターでブラッシングをするとアンダーコートと呼ばれる皮膚に近いふわっとした柔らかい毛が取れます。
我が家の場合は6〜7回ほどブラッシングして集めた毛を帽子作りに使いました。
2:集めた猫の毛を洗って乾かす
集めた猫の毛を一度洗って乾かすことにしました。水だけでもいいのかもしれませんが、今回は猫用のシャンプーを使って洗うことにしました。
まんべんなく毛が洗えたら、しっかり水気を切って日陰で干します。下準備はここまでです。
3:猫の毛をほぐしていく
さて、ここからが帽子作りを本格的にスタートです。乾かした猫の毛をひとつひとつほぐしていきます。この作業は地味ですが、結構重要です。細かくほぐぜばほぐすほど、後工程が楽になったので、ふわっとした毛になるまで頑張ってほぐしていきましょう。
30分くらいかかったので、テレビを観ながらなどの“ながら作業”がおすすめですよ〜。
4:ほぐした毛を優しく丸めていく
先ほどほぐした猫の毛を今度はまとめていく作業です。一度に大量の毛をまとめようとせず、地道に毛を継ぎ足す感覚で丸めていくのがポイントです。さらに固く丸めすぎないこともポイントです。固く丸めると、次の工程のくぼみを作るときにやりにくくなってしまったので、細かく優しく毛を継ぎ足して貼り付けていきましょう!
5:帽子に猫にかぶせるくぼみを作る
猫に被せることができそうなサイズに丸めることできたら、猫の頭に乗せていくくぼみの部分を作ります。丸める作業で固くしすぎると、くぼみが作りづらくなるので、丸めすぎには注意してくださいね。
もしくぼみを作った後に帽子の大きさが猫の頭と合わないようなら、毛を足していくのがよいかと思います!
6:帽子のてっぺん部分をつまみ、とんがらせる
くぼみができたら、頭のてっぺんをつまんでとんがり帽子っぽく仕上げます。最後におまけで猫の毛で作ったハートのアップリケを帽子につけてみます。アップリケは、猫の毛を丸め、平たくつぶし、ハサミでハートの形に切り抜きました。縫い付けて固定しようかと思いましたが、めんどくさくて割愛しちゃいました(笑)。
7:完成! 猫の被せてみる
なんとか初作品が完成しました。キレイなとんがり帽子にはならなかったかもしれませんが、帽子っぽいものはできたのではないかと思っております!! 実際に作ってみると、rojimanさんの帽子のクオリティは本当にすごいと改めて思わされます。もっとうまく作るためにはセンスもさることながら、数をこなさないといけないのだと思います。なにをやるにも継続は力なり、ということでしょうね。
では、完成した猫の帽子を愛猫にかぶせてみたいと思います。猫の反応はどうでしょうか!帽子をそっと猫の頭に置いてみます。
わかってはいたものの、何コレ感満載ですね……。もともと被り物が好きではないのですが、こちらもあまりお気に召していない様子……。似合ってるんだけどなぁ〜!! かわいいから、また違うデザインの帽子作りに挑戦してみたいですね。
短毛の猫ちゃんと暮らしている場合は、換毛期などのシーズンを狙ってみるのもよいかと思います! せっかくなら愛猫の毛を溜めて、愛猫のために帽子を作ってみませんか?